ペットボトル菜園日記 2018年春夏
2018-8-27
(▲7月27日のバジルの様子)
去年初めてペットボトルで水耕栽培をしました。
→ ペットボトル菜園日記 2017年春夏
場所は室内の東側の出窓です。
バジルと大葉、レタスミックス、小松菜を作り、特にバジルと大葉が8月ごろまでもりもり育ちました。
途中、根腐れ、日照不足、逆に日差しが強すぎる、肥料を間違えたなど、失敗続きでした。。
その失敗を踏まえて今年もチャレンジを始めました。
5月1日 種をセット
まずは家にあったバジルとサラダミックスを蒔いてみることにしました。野菜室に保管していたちょっと古い種ですがうまく発芽してくれるでしょうか・・・
苗作りは去年小松菜でうまく行った方法でやってみようと思います。
1リットルの四角いペットボトルを寝かせて上半分を切り取り、洗ったハイドロコーンを入れて水を張ります。(水は根が伸びるまでたっぷり張ります。)
ちなみに水の替え方は、蓋を外して指で押さえながら水を出し、上から新しい水を張るというとても原始的な方法です。
食器洗いスポンジを切り刻んだものにたっぷり水を含ませて、種を挟むように設置し、スポンジが乾かないように軽くラップを乗せ、時々霧吹きをしました。
5月3日 発芽
季節外れの温かさで、あっという間に芽が出てきました。5月8日 あっけなく失敗。。
もういいかなと、ラップを外して窓際に置いておいたら直射日光に当たってしまい、気が付いた時にはスポンジがカラカラになっていました。すでに根が伸びていて自力で水を吸水できたものだけ生き残り、半分以上が枯れてしまいました。。。
生き残ったものだけを一つにまとめて、もう一度種まきからスタートです。
5月14日 2回目の発芽
今度は季節外れの寒さで発芽まで時間がかかりましたが、なんとか発芽してきました。が・・・バジルは5個のスポンジの内2つはとうとう発芽しませんでした。(というか、発芽途中で枯れていました。)
種によって発芽しないのではなく、スポンジによって発芽しないというのが謎です。。
これもやはり水気が足りなかったのかな。。
5月17日 今のところ順調
現在の様子です。こちらは1回目に生き残った子たちです。
もう少し本葉が大きくなったら順次大きなペットボトルに移植していく予定です。
5月23日 移植
1回目に生き残った子たちの現在の様子です。バジルは本葉が順調に大きくなっているのですが、レタスミックスはいまいちです。
こちらは2回目に蒔いた方です。レタスミックスはなぜか半分枯れてしまいました。
スポンジの吸水があまり良くなく、根がハイドロコーンの中まで到達できないものが枯れていっているような気がします。毎日朝晩スプレーで濡らしていたつもりなのですが。。。
スポンジをもう少し薄くしたらいいのかも?
元気な物だけ大きなペットボトルに移植することにしました。
去年成功した方法で今年もやってみたいと思います。成功するでしょうか・・・
使うものは・・・
2Lのペットボトルを半分に切り、口を逆さまにして重ねたもの。
根が直射日光で傷まないように、下側にアルミホイルを巻いています。
去年の使いまわしです。
洗車の時などに使う化学繊維のマイクロファイバー。
天然素材のものは腐ってしまってダメでした。細長く切ったものを2本使います。
排水ネットを切って真ん中に切り込みを入れたもの。
ハイドロコーンがペットボトルの口から落ちないようにするために使います。
ハイドロコーン。
スポンジを支えるために使います。
こんな感じでセットします。
2本のマイクロファイバーの間に苗をスポンジごと挟み込んでペットボトルの口から引き出すと、マイクロファイバーに沿って根が伸びていく予定です。
ハイドロコーンは苗の周囲に敷き詰めます。
さてさて、肝心の根は順調に伸びているのでしょうか・・・
こちらは一番成長がいいバジルです。
順調に伸びていました♪
ハイドロコーンのいいところは、根を傷めずに外せるところです。洗ったらまた次に使えますし。
こちらはレタスミックス。こちらもちゃんと根が伸びていました。
2本のマイクロファイバーでスポンジと根を挟み込んで、排水ネットをくぐらせ、ペットボトルの口から通します。
隙間に洗ったハイドロコーンを敷き詰めたらセット完了です。
肥料入りの水を注ぎます。肥料は水耕栽培にも使える「微粉ハイポネックス」というものがおすすめです。
『ハイドロカルチャーや水耕栽培には1000倍でお使いください。』とのこと。
1リットルのペットボトルに、付属の1g用のスプーン一杯と、水を満たんに入れてシャカシャカ振ると肥料入りの水ができあがりです。これを下から1/3程度まで注ぎ、水切れしないように毎日チェックして水を足します。週1~2回入れ替えます。
あとは日が当たる窓際などに置いておき、直射日光が当たりすぎないように注意するぐらいでしょうか。猛暑の中の直射日光は危険です。
うまく行きますように!
新たに種を仕込みました。またバジルです。小松菜と迷ったのですが、小松菜は秋にベランダでそだてようかと。
今年の夏ははバジルをたくさん作ります。
6月4日 順調です
種まきから約1カ月、移植から約2週間が経ちました。順調に育っています。写真の左下のバジルだけ1週間程遅れて移植したのでまだ小さいです。
レタスミックスは外で育てるともっと濃い色になるのですが、室内だと薄くなってしまいます。その分柔らかいのかな?直射日光に当てすぎるとしなびてしまうし、難しいです。
バジルの方は今はまだ小さいですが、これからモリモリ育っていきそうです。
こちらは2週間前に種まきしたバジルです。今回は全部発芽しました。本葉が出たら移植しようと思います。
6月11日 バジルを挿し芽&小松菜種蒔き
5月の頭に種蒔きし、3週間後に移植したサラダミックスとバジルです。
レタスの色がいまいちですが順調に育っています。
バジルは、先に植えた方(写真右下)の頭が重くなってきたので、上を切って挿し芽をすることにしました。
分解したバジルです。脇芽の上から切り落として水に浸けてみました。
水を替えながら待っていれば根が生えてくるはずなので、それを新たに移植しようと思います。
こちらは3週間前に種まきしたバジルです。ようやく本葉が出始めました。ちょっと遅いような気がしますがどうなんでしょう。。枯れないように毎日朝晩霧吹きをしています。時々水を入れ替えしています。
結局小松菜も植える事にしました。
今回はラップではなく新聞紙で覆ってみました。乾かないように毎日霧吹きします。
6月21日 挿し芽のバジルと第2弾の苗を植え付け
前回の投稿で書いていた挿し芽バジルです。随分根が伸びてきたのでペットボトルに植え付けました。
こちらはちょうど1カ月前に種を蒔いたバジルです。本葉は出たのですがなかなか成長しません。
1リットルのペットボトルに移植しました。
紙袋を半分に切って貼り付けたものにぴったり収まりました。
こうしておくと水を入れ替える時などに便利なのです。
先月の頭に種まきしたレタスミックスとバジルの現在の様子です。
レタスミックスはちょこちょこ収穫しはじめました。
ベランダで育てるよりも色が薄いですが、柔らかくておいしいです。
小松菜を撮り忘れましたが、前回種を蒔いた2日後ぐらいには発芽し、今はかなり間延び気味伸びています。本葉がようやく出始めそうです。
7月21日 バジルはわさわさ育っています
レタスミックスは前回投稿後、1週間ぐらいで全部食べ切りました。バジルは室内温度35度の中で、弱ることもなくもっさりと育っています。
2回収穫し、また頭が重くなってきたので今日3回目を収穫しようと思っています。
バジルソースがたっぷり食べられて嬉しいです。
こちらは2Lペットボトル×3個
こちらは1Lペットボトル×4個
こちらは挿し芽で育てたバジル。
出窓から一段下がったところに置いているせいか育ちが遅いですが、順調に育っています。
小松菜はダメでした。枯れはしないけれど全然成長しません。
35度の室内は小松菜には暑すぎたようです。
土ならうまくいったのかな?
撤収して秋になったらベランダで育てようと思います。
8月26日 バジル撤収
何だか葉が全体的にカサカサした感じになって艶がなくなり、ポロポロ落ちるようになってきました。良く見ると全体的にポツポツと白い斑点が付いています。というか、透けているところが白っぽく見えているような感じです。どうやらハダニにやられてしまっているようです。葉を裏返すと、小さな黒い点が動いています。
まだそれほど増えてはいないようなので、全滅する前に全部収穫することにしました。
9月いっぱいぐらいはもつかなーと思っていたので残念です。。
でも50g×5回ぐらい収穫できたのでもう十分かな。
全部バジルソースにしましたが、食べきれないので小分けにして冷凍しています。
松の実はお高いのでクルミで代用していますが十分おいしいです。
ピザ生地やトーストに塗って、トマトを乗せて焼くと、おいしいです。焼いた鶏ももにも塗って食べました。それもおいしかったです。
もう少し気温が落ち着いたら秋まきに挑戦してみる予定です。
室内の灯りでは斑点はうまく撮れませんでしたが、最後の様子です。